平和な部屋へ
最初の部屋は
ナースセンター真ん前にあった。
基本四人部屋だ。
私の他には
ピッピッと怖い雰囲気を醸し出す機械につながれたおじいさんばかり。
緊張感に満ちた部屋だった。
ナースセンターに近いということは
重要監視対象の部屋だった
ということだそうで
ここは入院数日で出された。
長めの廊下の端っこ。
ほぼ角部屋の中のさらに隅へと私のベッドは移動された。
『私は重要監視じゃなくなったってことですかね』
と聞くと作業してくれた看護師が
笑顔ではいと答えてくれた。
新たな部屋の人々は5-60代のおっさん達というイメージ。
みんなカーテン閉め静か。
一気に部屋が平和に。
何よりもまた窓側でラッキーだ。